Body Stopper ボディストッパー

トライアスロン体験記

チャレンジ2019佐渡Bトライアスロン!前編

TTバイク専用、急ブレーキ時体止め安全器具「ボディストッパー」

実は去年(2018年)もエントリーしたくて、5月に参加申し込みしようと思いましたが受付が終わってしまっていて「ロングの大会は締切が早いんだなぁ」と、思って今年(2019年)は早めに参加申し込みをして佐渡Bエントリーする事が出来ました。
大会は8月30日島祭りパーティ、31日大会受付及び競技説明会、9月1日レース、2日表彰式となっていまして、私は31日からの参加です。
TTバイク専用、急ブレーキ時体止め安全器具「ボディストッパー」
島祭りパーティにもでたかったのですが、予定の折り合いが付かなかったのと「なんで30日にパーティするのかな?」と思っていまして、後から理由がわかったのでなるほどと感心したので理由は後ほどご説明します。
31日お昼ぐらいには参加受付したいなと思い、31日朝から新幹線、フェリーを乗り継ぎ佐渡の両津港に到着すると、トライアスロンバスと言うのがあって9月2日迄のバス代が1500円で乗り放題と聞いて迷わず購入、1時くらいにバスにて会場入りしました。
1時過ぎに受付を済ませ、競技説明会は夕方5時から始まると言うので「なんだか凄く時間が余る」と思い、「自転車とかトランジッションに設置していいの?」と大会運営に聴くと1時半から設置OKとの事、じゃあちょっと遠いケド歩いてトランジッションに向かいました。
TTバイク専用、急ブレーキ時体止め安全器具「ボディストッパー」
トランジッションジッションは歩いて30分ほどで到着、ゆっくり1時間くらいかけて自転車を設置、今まではオリンピックディスタンスしか経験していない事もあり、レース当日朝急いで自転車と装備一式を設置したことしかないので、レース前日にウェットスーツを含めて全部トランジッションに置けると言うのは結構贅沢かも。
当然試走もして準備万端。ゆっくりと競技説明会に向かいました。
競技説明会は予定通り17時から始まり、いつもながらの説明を受け終了次は宿に向かうことに、トライアスロンバスで宿まで向かいました。
実は今回の大会で宿探しが結構大変で、エントリー開始時には宿は受付していなくて、3か月前に電話をしたらほぼ会場近くの宿は埋まっている状態、ようやく探し当てた宿が「相部屋ならいいよ」と言われたので、やむなく承諾。ただ1泊7千3百円と会場から10キロ以内の場所なので「もしかしたら安くて当たりかも」と思っていました。
宿に到着!希望に胸を膨らませて入館したところ、ごく普通の民宿しかも4人部屋。
ちょっとがっかりしましたが、当然全員トライアスロンレース参加者なので、趣味が一緒なので話が合う!
ちなみに部屋の2人は佐渡A、1人はB、今年佐渡B攻略できれば来年は佐渡Aにエントリーするつもりでしたので、参考にさせてもらおうと色々意見交換させて頂きました。
夕食は金額も金額なのであまり期待は出来ないなぁと思っていましたが、予想は裏切られました。

美味い!
しかもけっこう豪華。米も美味い!
風呂は温泉ではありませんが清潔で大きかったので、満足しました。
明日の朝ごはんも気になるところ、聞いてみると宿の女将さんから「明日は2時半から朝ごはんが食べられる」との事。
心の中で「ちょっと早くね」と思いながら「もうちょっと遅くてもいいんじゃないですか?」と聞くと。
朝は早く起きた方がゆとりを持ってレースに臨めるから早く起きてご飯を食べた方がいいとの事。
部屋でも同じBタイプに出る高さん(仮名)にも聞いてみると、「Aタイプの人は朝3時半にバスが出ちゃうから2時半には起きると思うし、おそらくAタイプの2人も2時半に起きて食べるから音とかで起きたくなくても起こされると思うよ」
ああ・・・相部屋だからAタイプ基準か・・・と、ちょっとした絶望感を噛みしめながら夜8時に就寝。
いつも夜中の2時に寝る男が夜8時に寝付ける訳もなく、周りのいびきを聴きながら無理やり目を閉じて寝た感じを作りつつたぶん2時間ぐらいは寝た感じで朝2時半に起床。
朝食を済ませ、レースの用意を終わらせ朝4時半のバスで会場に向かいました。
会場に着くと朝5時半からボディマーキング。6時にはAタイプスタート、6時半にはBタイプ試泳が始まり、7時20分日本選手権、7時半にはBタイプスタートです。
私は7時前に試泳を終わらせ7時半のレースを待っていました。
すると、あのオリンピックメダリスト松田丈志の声がアナウンスから聞こえてきました。
彼の今回の目標は6時間15分切で100位以内と言っておりました。
私は内心「6時間15分切れれば100位以内に入れるのかぁ」と思い、もしかしたら行けるかな?とも思いました。
今考えれば甘かったとしか言えませんが・・・

そして、気さくにもあの松田丈志がBタイプ出場する選手たちに「お互い頑張りましょう!」と一人一人握手を交わし始めたのです。早速物珍しさもあって握手をしてもらいに行き、握手して頂きました。
元の位置に戻り座っていると、又松田丈志が握手しに来たので握手を交わしながら「2回目ですケド」と言うと、ちょっと嫌そうでした。
で、7時半です。Bタイプスタート!
スイムは2キロで時計回りで沖に900m右に200mで900m浜辺に戻ってくるコースです。
今回初参加の海は、何度も参加されている人に聞くと、珍しく波が荒く濁っていたそうです。
ただそれだけでは無く、監視員の位置も従来の監視位置より狭めて配置しており冒頭の写真通り20m〜25m位の幅であると見受けられます。
そこで830人が泳ぐわけですから、 密集しますよね。
ぶっちゃけ5年前からトライアスロンしてますが、今までで一番水中バトルが凄まじいと感じました。
4回ゴーグルの上から顔を蹴られて外れ、ゴーグルがカイエンを使用したのでケガにならなかった。
カイエンは本体がシリコン製なので柔らかくホント助かりました。
TTバイク専用、急ブレーキ時体止め安全器具「ボディストッパー」
まず沖に向かって900mバトルしながら泳ぎ切ったところ右に折れて200m泳ぐはずでしたが、さらに沖に流されてしまいました。
監視員さんに「コースから外れている!」と叫ばれて気づき又方向転換して泳いだはずなのに、さらに流される。
波が高すぎてポールが良く見えない。さらに監視員さんに叫ばれ又方向転換して泳ぎ何とかコースに戻ると又バトル状態。
「マジでヤバい!でもなんで沖の方は監視員少なめであんなに遠いところに配置してるの?配置の位置逆じゃね?」なんか釈然としない感じでなんとか泳ぎ切ると、同じく泳ぎ切った近くにいたやくざ風の屈強な男がずうっと俺を見ている・・

なんだかものを言いたそうな雰囲気でしたが、怖いので知らないふりをしました。きっと私の手か足が当たったんでしょうね。
こっちもたぶん相手も周りが見えていないので、お互い様だと思ったので。
次はバイク!
後半に続く。次も見て下さいね。

 

 

チャレンジ佐渡Bトライアスロン!後編

スイムでバトルが激しすぎた衝撃で体力が著しく消耗、バイクに不安を覚えつつも発進です。
調子良くバイクをスタートさせましたが「あれ?なんだか胃腸の具合がおかしい?吐き気がする・・」
スイムでの極度の緊張と疲労、恐らく睡眠不足が原因かと思います。
TTバイク専用、急ブレーキ時体止め安全器具「ボディストッパー」
走り始めのコースは比較的平坦で路面もよく気持ちよく走れる感じでした。
吐き気を覚えつつ、それでも約40キロ時点まではいつものペースで走れましたが、40キロが過ぎた時点で減速平均速度が20キロ台に迄落ち込みました。
70キロ時点まで吐き気は続きましたがエイドステーション以外にちょっとしたサプライズもあり、吐き気を紛らわす為に意識を他に向けるようにしました。
一つ目は海沿いを走る佐渡の絶景。
二つ目初!トンネルくぐり。
三つ目シャワーサービス。
まあ、佐渡の絶景は言わずとも有名ですが、私レースコース上にトンネルがあるのは初めて!実際に走ってみると
「涼しーい!」トンネルの中はひんやりしていて風も無い。路面もいい状態、トンネルの中は当然暗いのでスピードメーターの表示は見えませんがスピードは出るだろうなぁと思いました。
シャワーはバイクで走っている人にシャワーどうですか?とJTUの服着た人に手でかけてくれ的な手招きをするとシャワーホースでバイクごと水を掛けてくれるサービス。せっかくなのでかけて頂きました。「冷たくて気持ちいい!」なんだか観光的な気分を満喫できました。
佐渡のエイドステーションは水、アクエリ、コーラのいずれかを選択出来ます。
快晴と言う事もありとても暑く吐き気はあるのですがどうしても喉が渇く、70キロ時点まではエイドステーション通過時にアクエリを一口二口飲むようにしてました。
おかげさまで70キロ時点を超えるころには吐き気は治っていました。

内臓が元気になると力も回復する様でバイクスピードも元に戻ったようです。
しかし、体の調子が元の戻る事で別のトラブルが起きてしまい、場所は赤泊を過ぎ好調に緩やかな下り坂を走っていた時です。
前方には約20m先に1台バイクがいて、自分も後を追うように走っていましたが自転車の挙動が少しおかしい。
スピードメーターを見ると55キロと表示されており、前方を見ると1台であるはずのバイクが2台に見える・・・
なんだか恍惚とした感じになり気持ちがいい・・・あれあれあれあれおかしいぞ!
「やっヤバい!ぶっブレーキ!!」と、急ブレーキを掛けました。
体は動かし続けているのであまり眠いと言う感じではありませんが、よくよく思い出すとやはり眠気による現象ではないかと思います。
ロードやTTバイクは尻を後ろに下げるようにして重心を下げブレーキを掛けますが、ただブレーキを握りました。
私はTTバイクに乗っていますから通常は下りでただブレーキを強く握るとジャックナイフ現象(急ブレーキにより後輪が浮く現象)が起きます。ブレーキコントロールをしようと軽くブレーキを掛けるとハンドルとブレーキレバーを一緒に握る構造上、バンドルを握る力が弱すぎる事と手の平が汗で常に濡れているので、ハンドルから手が滑り前方に体が投げ出される事があります。
特にシマノ製の最近のブレーキはブレーキ性能が高く、あまりブレーキレバーを強く引かなくてもガツンと効くので、ハンドルは滑りやすいです。
私は、ただブレーキレバーを力加減をしながらこまめに引いて減速して危機を逃れました。なぜか?
ボディストッパーが付いているからです。
私は私が造った製品に命を助けられました。
今から約2年半前に製品が完成した時、トライアスロン関係者の人たちに色々相談した事があり、幾人の人から「このパーツは長距離選手向きだからロングディスタンスの大会で宣伝すると良い」と言われて佐渡や皆生、バラモンの大会で販売した経緯があります。
今実感しているのは、「体が本当に疲れ切っている状態では、危機的状況であっても体は上手く動かない事がある」です。
TTバイクに乗っていてハンドル形状がボディストッパーがとり付けられる方は是非、当社のホームページを見ていって頂けると嬉しいです。

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おかげさまで危機は回避、通常走行を始めましたら次は小木の坂。
この坂はキツイことで有名で、一回登ったら二回目もあり、さらにゆるゆるとした上り坂の三回の登坂が特長、ぶっちゃけ10キロ位のスピードでゆっくり上りましたが次はふくらはぎが痙攣し始めました。
足が攣りふくらはぎが凄く痛い!痛くて痛くて悩みながら走行しているとエイドステーションがありました。
どうせなら気分転換にとコーラを注文。吐き気もなくなり喉も乾いていたので一気にコーラを喉に流し込むと。
「イヤッホウ!足が痛くない!」
コーラで足攣りが一時的に治ったのです。
「え〜なんでぇ?」と思いながらも走っていると又足攣りが始まり、又次のエイドステーションでコーラ飲む。
足攣り治る。走る足攣るコーラ飲む。何度か繰り返しながらなんとか108キロを走破。
最後のランに移ります。
バイクをトランジッションに置くと私の左足は痛みで動かなくなっていました。
足の痛みをとる為足を良くマッサージをしながら、塩不足じゃないかと思い。塩タブレットをたくさん口に入れて噛み砕きながら水を500ミリ〜飲みました。5分から10分くらいすると足の痛みが消え走れる状態に。
「よし!走れるぞ!」とランスタートです。
すると1キロも走らないうちにミゾオチの右側奥あたりがズキィと痛み出したのです。
「しまったぁ水のみ過ぎたぁ!」と思ったのも後の祭り、痛みに耐えながら走りました。

実際おなかが痛くて4回は歩いてしまって、でもしょうがないので走り続けました。
でもだいたい15キロ時点からおなかの痛みが和らいできて普通に走れるようになりました。
TTバイク専用、急ブレーキ時体止め安全器具「ボディストッパー」
だんだんスピードも乗ってきていいペースで走れるようになったら、もうゴール近く!
出来るだけ追い抜いてゴールするぞ!とさらに加速してゴール目前。
あの、あれ家族とか一緒にゴールするヤツ。
左わきから10人くらいの青い服着た集団が急に目の前に!
ブロックをとっさに除け前の走者を抜こうと思ったが、私に気づいたらしく急に加速。
「なんだよ!オマエ家族とみんなで一緒にゴールすればいいじゃん。なんで加速すんだよ!」と思いながら追い抜けずゴール!おかげで綺麗なゴールシーンは写真に収める事が出来ませんでした。
TTバイク専用、急ブレーキ時体止め安全器具「ボディストッパー」
最後になりますが8月30日の島祭りパーティの必要性について。
今大会で一番大切だと思ったのが「体調を崩さないようにレース望む」事でした。
特に睡眠の必要性を感じていて、一日でも早くレース開催地に来て体調を睡眠によって整えていく事が大切だと思いました。島祭りパーティは「レース参加者のリラックス状態を作り上げるイベントである」と言えると思います。
私は来年佐渡Aにチャレンジして、参加できれば島祭りパーティにも参加します。

又、体験記書きますので見て下さいね。

 

 

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